結納品に関する用語
結納返し(ゆいのうがえし)
新郎側から受けた結納に対して、新婦側が返す結納品のこと。現金のみの場合と、品物を贈る場合とがある。通常、新郎側の結納品よりも少ない額を贈ることとなっており、関東では半額、関西では1割と言われている。現在では、全国平均で3割ほどを結納返しとしている。
半返し(はんがえし)
関東では結納返しを結納の半額で行なうことを、半返しと呼んでいる。
帯料(おびりょう)
新郎から新婦へ贈られる結納金のこと。関西、関東でともに使われる言葉。
勝男節(かつおぶし)
関東の結納品で鰹節を指す。「勝男武士」とも書く。
金包(きんぽう)
関東での結納金の呼び方。特に箱に入れられたものを指す。
小袖料(こそでりょう)
関西での女性から男性に贈られる結納金のこと。関東では「袴料」と言う。
子生婦(こんぶ)
結納品の昆布を指す。関東では基本のもの。関西でも用いられることがある。
末広・寿恵広(すえひろ)
1対の白扇子のこと。関東では「末広」、関西では「寿恵広」と書くことが多い。
寿留女(するめ)
結納品の鯣(スルメ)を指す。関東では基本。関西でも用いられる場合がある。
高砂(たかさご)
老翁、老婆の1対の人形のこと。それぞれ尉(じょう)、姥(うば)と呼ばれる。関西の結納品。
友志良賀(ともしらが)
結納品で、1対の白麻紐の束のこと。関東で用いられる。
熨斗(のし)
のしアワビを指す。現在では模造品が用いられる。関東では長熨斗(ながのし)と言う。
袴料(はかまりょう)
関東での新婦から新郎に贈られる結納金のこと。関西では「帯料」と言う。
松魚料(まつうおりょう・かつおりょう)
関西で、食事代のとして贈る現金のこと。
目録・茂久録(もくろく)
結納品の品目、点数を記したもの。関東、関西でともに用意される。
家内喜多留・柳樽(やなぎだる)
清酒量として贈る現金のこと。関東では「家内喜多留」、関西では「柳樽」と書く事が多い。
結美和・優美和(ゆびわ)
婚約指輪のこと。関西で結納品として用いられる。
宝金(ほうきん)
結納金のこと。兵庫県、滋賀県、山梨県などで使われる呼び名。
生草(するめ)
寿留女のこと。高知県の土佐地方などでこの文字があてられる。
諸白料(もろはくりょう)
柳樽料のお返しとして贈られる現金。京都府や愛知県などでこう呼ばれる。
芽出鯛(めでたい)
松魚料のこと。熊本県などでこう呼ばれることがある。
久和志(かし)
手土産に持参する菓子折りのこと。新潟県などでこう呼ばれることがある。
結納前の儀式に関する用語
決め酒・喜芽酒(きめざけ)
結納前に、仲人、もしくは男性側の親が新婦側宅へ清酒と肴を持参して訪問する風習のこと。挨拶、もしくは結納の段取りを決めるものである。主に関東での慣わしで、現在ではきめ酒の風習がある地方でも結納と一緒に行なうことが多くなっている。肴ではなく現金や別の物を持参する地域も場合もある。
樽入れ(たるいれ)
決め酒のこと。関東や東北地方、九州の一部などでこう呼ぶことがある。
固め(かため)・口固め(くちがため)
きめ酒のこと。九州などではかため、群馬、栃木、神奈川などでは口固めと呼ぶことがある。
たもと酒、袂酒(たもとざけ)
石川県などの北陸地方で、決め酒の風習を「たもと酒」と呼ぶことがある。
手結び(てむすび)
秋田県などにある慣わしで、きめ酒の持参品と共に手結び量として1万円程度を贈る風習。
要打ち(かなめうち)
結納前に男性側の仲人と両親が、清酒、肴、反物を持って女性側に訪問し、女性側の仲人と両親がもてなす、風習。大分県などで行なわれる場合がある。「寿留」とも言う。
寿美酒(すみざけ)
山口県や九州地方などで、要打ちのことを寿美酒と言う。
口入れ茶(くちいれちゃ)
宮城県にある風習で、結納前に煎茶と菓子折りを持参して、新郎側が新婦側を訪問すること。
おさえ扇子・見合い扇子(みあいせんす)
関西・中国地方にある風習で、結納前に男性側が酒、肴、扇子を持参して女性側へ訪問し、女性側と扇子を交換すること。
仮結納(かりゆいのう)
富山県などの北陸地方にある風習で、着物と菓子折りを持って結納前に新婦側を訪問する慣わし。
契盃(ちぎりさかずき)
奈良県などにある結納前に行なう風習で、鶴飾りの桐箱に入れた三重ねの盃と、亀飾りの桐箱に入れたスルメなどの肴を扇子型の祝儀台にのせて新郎側に納めるもの。新郎側は結納式日まで飾り、当日は式場にこの盃持参して酒をかわす。
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